犬狼都市の文庫を800円という中途半端な値段でようやく手に入れたので読んでみたんですが、なんですかこれは。超硬度そして極限まで乾ききった文章、とかなんとか紹介されてたのでそういうの期待してた割には、なんというかその湿り気みたいなのはすこしあったような無かったような。冷たい大理石がかすかに露を帯びるような、そんな感じで。言ってる自分もよくわかんね。結婚間近の姉さんは実は婚約者よりもどの男よりも飼ってるコヨーテのほうが好き!いうラブコメ?獣姦願望もの?。あるんか、そんなジャンル。知らない。最後に出てくる「世界中の水族館をぶっ壊して回ることしか頭に無い孫」つうのにすごいしびれました。並んで収録されていた陽物神譚は「デカダン丸出し」といった感じで、たまねぎを信仰する話。武道館の上についてるあれ。あと、ちんこ切ったり。犬狼都市より楽しく読めました。